映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の見どころ【ネタバレなし】と感想【ネタバレあり】

映画レビュー
Ⓒ2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

見どころ

独自評価 ★★★★☆(4.1)
 前作の映画と同じく、連続ドラマの時よりもスケールが大きくなってる。オサカナの財産も桁が違う。ダー子とリチャードとボクちゃんの他、ドラマ、前作映画から引き続き出演の役者も多く、豪華キャスト。基本的には新規のキャストと新規の内容なので今までこのシリーズを見たことがなくても分かる話。
 大人も子供も、家族で楽しめる。最後エンドロールの後もまだ1シーンあるから最後の最後まで見逃さないように。初めて見る人は素直に騙されて楽しめると思う。
 そして、恋愛詐欺師ジェシーの素敵なダンスを絶対に見てほしい。

感想

 いきなりスタアとダー子がケンカ別れする。このシーンをまず伏線だと思ってしまうのがこのコンフィデンスマンの世界観かな。
 今回のマレーシア、ランカウイ島の豪華な景色も前回の映画と同じでリゾート気分にさせてくれる。空撮が綺麗で臨場感があって、その時点で作品に入り込める。
 セレブ感がピッタリで豪華な景色に違和感なくてちょっと見逃してしまいそうなガクト。
 デヴィ夫人は最後の鍵をにぎるキーマン的存在でもあったけど、デヴィ夫人はそのままのなんの演技もない自然体で物語に溶け込んでいた。セレブ感がやっぱり本物だな。最後の五十嵐との展開も面白かった。
 そして久しぶりのビビアンスー。最初、見たことあるけど…もしかして、ビビアンスー?って分からないくらい、すっかり大人の女性になっていてびっくり。口紅がなんかいつもはみ出している様に見えたんだけど、グロスがすごいのかな。
 中盤に赤星がでてきて、ダー子たちに絡んでくるけど、赤星は絶対ダー子たちと騙し合いをするのを喜んでいるように見える。いいキャラクターだな。コンフィデンスマンの世界に欠かせない人物。ダー子達が死んだと見せかけた時の悲しんだ表情も、敵なのにそれだけじゃない関係性が表現されていた。なみこさんとリチャードの関係も進展があってほしい。案外お似合いだと思う。
 ロマンス編から登場する恋愛詐欺師ジェシーもまた欠かせない人物。今回は協力関係になってくれて、プリンセス編も多いに盛り上げてくれた。特にダー子とのダンスのシーンが忘れられない。
ピンと張った背筋と手の指の先、軽快なステップの足の指の先まで、全身すべてに抜かりなく綺麗で繊細な素晴らしいダンス。ダンスで魅了もさせてくれるし、表情でしっかり笑わせてもくれる。
もう最高のシーンだった。
 今回は、やっぱジェシーカッコ面白いわーって思うだけで見れなくて、このシーンは笑いながらも涙が出た。もうジェシーが見れないと思うと寂しくて悲しくて。
 コンフィデンスマンを見るときは、これはあとで繋がってくる?とか、この人本物?誰かが変装してるのでは…?とか色々推理しながら見て、最後に逆再生されて答え合わせしていくような、ドラマから映画と長く続くシリーズならではの世界観が、見る側の私にとって他の映画とは違う楽しみ方ができる作品。
 今回はそれプラス、ジェシーの新しいシーンはもうないのかと思うと、この渾身のダンスシーンは大切な特別なものになった。
ジェシーのスピンオフとか、見たかった。
 本当に役者としてすごくカッコよくて一つ一つ丁寧な表現力で、完璧です。
 フゥ一族の兄姉たちも本当になりたい自分になれたし、コックリちゃん、素直な娘だったから良かったね、幸せになってね、とおばちゃんは伝えたい、くらい映画の世界に入り込み、涙あり笑いあり、気持ち良く騙され、あっという間の2時間だった。
 ダー子は詐欺師ではあるけど、心が大きな詐欺師で、騙された人の心が浄化されていくのもこの物語の特徴と言える。
 この世の中の悪どい金持ちがみんなダー子に騙されて浄化されていけばいいのに。
エンドロールの最後の生瀬さん、あの人はいつ騙されるんだろうか。いつかストーリー化されて欲しい。

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