独自評価 ★★★★☆(3.8)
あらすじと見どころ
東野圭吾の小説マスカレードシリーズの映画化。 前作マスカレードホテルに続き舞台は山岸(長澤まさみ) がホテルマンとして働くホテルコルテシア東京。 このホテルでまたしても事件がおこると密告状が届き、 刑事の新田(木村拓哉)がホテルマンに扮し潜入捜査をする。 今回は12月31日に行われるホテルのイベント「 マスカレードナイト」 に都内で数日前に起きた殺人事件の犯人が現れるという内容でパー ティ参加者は500人。 参加予定の怪しい人物が次々とチェックインしていく。 タイムリミットが迫る中新田山岸コンビが事件解決へ奮闘する。
豪華出演者と非日常的ホテルな空間。考察し放題。 映画館で見たほうが豪華な雰囲気を味わえる。 家族で楽しめるエンタメ作品という感じ。
感想
まず、冒頭のタンゴのシーン。 パーマがかかったの色気ムンムンのキムタクが中村アンとタンゴを 踊っている。。。
素敵なシーンなんだろうけど、 大きいスクリーンのせいもあってか、初めの感想として… キムタク、老けたなぁ、、と思ってしまった。 マスカレードホテルでもそうだけど、 捜査に入るとホテルマンのように髪の毛を短くするから、 早く髪切ったキムタクが始まって欲しかった。
とにかく登場人物が多いし、伏線も多いし、 みんな犯人っぽく見えるし。
出演者も豪華。木村佳乃と高岡早紀の同級生設定なんて、 どっちも怪演女優だから犯人役あり得そうだし。
沢村一樹については、 犯人役で出そうではあるもののコンシェルジュへのサービス要求が しつこすぎて逆にこれは犯人ではないなと思った。
結局、同系列のホテルマンだったから腑に落ちたけど、 いくらお客様に要求されたとしても、 普通あんなにホテルってサービスするか?! ってシーンがすごくあって、 映画自体の内容よりも私はそっちの方がとっても気になってしまっ た。
田中みな実の風船の対応もあり得ないし、 色々ちょっと現実的じゃないなって感じた。
これを見て実際にホテルに無理な要求したりわがままいったりする 人増えるんじゃないかと心配になった。
それが気になっていたからか、 犯人は全く最後までわからなかった。
麻生久美子は怪しかったけど、 一度犯人じゃなさそうという流れになったから外していたし、 終いにはホテルマンである石黒賢が犯人かも、 とか思って観ていたし、 キムタクが犯人であろう人とタンゴを踊っていた時も、 女性だなとは思ったけど、中村アン?とか思ってしまったし、 前作のマスカレードホテルでは松たか子が老婆の姿でホテルに来た 時点でもうこれ犯人だろってすぐ分かってしまったから、 今回は犯人が最後まで分からなかった点では満足。
でも最後の長澤まさみと高岡早紀の教会でのシーンだけど、 あれは生きてるなっていうのはすぐわかってしまった。 ここで時計が遅れていることがなんか意味出してくるなとすぐ繋が った。
私の感想としては、 映画の内容や展開よりもホテルのここまでやるの? という過剰なサービスのあり得なさが気になってしまった。
たくさんの役者が出ていて豪華なんだけど、 豪華ゆえに物足りなさを感じた。
でもいろいろ考察しながら大人から子供まで家族で楽しめる映画に なっているし、エンタメとしては良いのではないかと思う。
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